やる気が出ない人の為の「早速やる気マンマン」駅


ご乗車、ありがとうございます。

まず一つ、質問をさせてください。今週、「あとでやろう」と思っていて今の今まで忘れていたやりたいことや知りたいことはありますか?

やるべきことはあるんだけど、やりたいことはあるんだけど、やる気が起きない。

そんな状態で毎日を過ごしているそこのあなた、この駅は必見です。

 

 

それでは、座席にお座りください。

いきなりですが、子供ってとても無邪気で、好奇心旺盛ですよね。

「俺らにもこんな時があったなぁ」なんて言いながら、大人との違いを実感するわけですが、そもそもその違いはどこにあるんでしょう?

まず、子供は大人に比べ、圧倒的にフリーな時間が多いですよね。

しかし、子供は何かに費やせる時間が多いということに加え、「早速やる気マンマン」なんです。どういうことか?

 

それは、何かやりたいことがあった時に、すぐにそれを達成する為の行動に移すということ。

「敗北の味が知りたい」「なんで地球は丸いのか」など、そこら中にある疑問全てに答えを見つけ出そうとする子供は、疑問にぶち当たった瞬間から行動を起こします。だから、こどもは早速やる気マンマンなんです。

 

それに対して大人は、やりたいこと、知りたい疑問を見つけた際に、しばしば「よし、後でやろう」となるのです。もちろん、行動する前に後先を考える、物事に優先順位をつけるといったリスクマネジメントの面において子供は未熟ですが、その分学ぶ量も多いのです。人間の習性上、リマインダーをセットしない限りは、「あとでやろう」と思ったことはすぐに忘れてしまいます。まさに、インサイドアウト(Pixarのアニメーション映画)で底に落ちていく無数の忘れた記憶のひとつになってしまうのです。

 

これは車掌自らが学んだ教訓ですが、「いま、何かできないということは、その後もそれはできない」ということがあります。例えば、サッカーの練習中にシザースができなかったら、それは試合中にもできないのです。その理由は、そのことをやる、ということに体が慣れていないから。逆に、一回やってみると、「あれ、意外とできる」といった発見や、「ここが難しいな」といった課題も見えてきます。まずはやってみてから考えましょう。

 

もう一度質問します。今週、「あとでやろう」と思っていて今の今まで忘れていたやりたいことや知りたいことはありますか?もしもあるのならば、「早速やる気マンマン」でこなしましょう!

 

ご乗車、ありがとうございました〜、又のご乗車を、お待ちしております!

プシュー、プルルンプルルン